レディースクリニックかたかみレディースクリニックかたかみ メール相談(無料)
TEL:06-6100-2525 トップご挨拶クリニックガイドインフォメーション個人情報保護お問い合わせ
不妊症・不育症
妊娠の成立
不妊症の検査
治療方針
ART
不育症
費用
一般婦人科
アンチエイジング
ブライダルチェック
片上佳明院長のプロフィール
 
アクセス
・地下鉄御堂筋線「西中島南方駅」
 番出口から徒歩1分
・阪急京都線「南方駅」から徒歩1分
地図
 
所在地
〒532-0011
大阪市淀川区西中島1丁目11-23
ユニティ北川口1F
Tel:06-6100-2525
メール相談
 
看護師・胚培養士募集
 
 
 
不育症 不育症とは 流産と自然淘汰 不育症の検査 不育症の原因
 
 
不育症とは
 
はじめに

 妊娠だとわかって、喜んだのもつかの間、突然に性器出血や下腹痛が起こり流産してしまったり、あるいは全く何の自覚症状もないのに健診の超音波検査でお腹の中でもう赤ちゃんがなくなっていると指摘されて、ショックで、落胆なさったことでしょう。もう一生涯赤ちゃんはのぞめないような気分になってしまうのも理解できます。
妊娠したら無事に生まれてくるのが当然だと思いますか?
無理をして働き続けたのがいけなかったのか?
妊娠初期に食べた食べ物が悪かったのか?
妊娠初期に飲んだ薬が悪かったのか?
運動をしたのがいけなかったのか?もう少し気をつけていれば?
どうして流産したのでしょうか?
ひとりで悩み、原因が自分にあるのではと責めておられる人はたくさんおられます。

 妊娠が成立し、その後胎児は順調に発育し、正常分娩になることが理想です。しかし、妊娠経過の異常も分娩経過の異常もあります。妊娠経過の異常としては流産が代表的で約15%もの高頻度に認められます。さらに約5%の早産がみられるために、無事に正期産に達するのは約80%にまで減少します。流産したとき医師から「流産のほとんどは赤ちゃん側の染色体異常が原因で、今回のことは自然淘汰と考えて、また次の妊娠に期待しましょう。」と説明されても、そのときはショックで何のことか分からず、そのときは理解したような気持ちになってしまい・・・・・。
でもそんな人にとって次の妊娠は不安なものです。
まして2回、3回と流産したら・・・・・。

  流産というもの、習慣性流産とはなにかを理解することによって、次回の妊娠に対する不安をなるべく少なくし、また異常があれば治療することが、元気な赤ちゃんを抱く第一歩です。

※当院では不育症と習慣性流産は同じに扱っています。
 
ページトップ
 
流産と自然淘汰
 
流産の頻度

まずは統計の数字から流産をみてみると厚生省の報告によると、自然流産の頻度は14.9%、うち妊娠12週未満の早期流産は13.3%、妊娠12週以降22週未満の後期流産は1.6%とされており、流産が妊娠初期に起こりやすいことは明らかなようです。つまり妊娠12週未満の早期流産が圧倒的に多いが、そのうちでも妊娠8〜10週の流産が多く、後期流産は少ないということです。初経産別では、経産婦に多く、妊娠回数が増加するにつれて流産頻度が高くなる傾向にあります。また母体年齢が高くなるにつれて、流産頻度は高くなります。
分かりやすく言うと、100人の女性が妊娠したとすると、そのうち約12〜20人が流産します。年齢的には20歳だと12人程度、30歳台の後半で20人を越えます。言い換えると、100回妊娠すると、そのうち約12〜20回が流産します。
5人から8人に1人と概算すると、そんなに珍しいことではないということがわかると思います。
最近では妊娠診断薬の改良によって、妊娠の診断が極めて初期に可能となったために、これを含めると約20〜30%の高頻度にのぼるとも言われています。

 
流産の原因

よく世間では、妊娠初期に無理をしたから、きつい仕事をしたから、という理由で流産したと悔やんでいるかたがおられますが、実際はそうようなことではまずおこりません。
では、どうして流産はおこるのでしょうか?
流産の原因は極めて多岐にわたり、原因が不明のことが多いです。流産の原因を大きく二つに分けると、胎児の要因と母体の要因とに分かれます。しかし、以下に示す因子は可能性が推測されているのみで、実証されていないものも多いです。
また以下に示す因子があればほとんど流産を避けられない場合もありますが(染色体異常など)、必ずしも流産するというわけではない場合もあります。たとえば子宮筋腫がある場合に、流産を繰り返せば原因として考慮せざるを得ないが、結果的に流産しなければ処置すべき異常とは言えない。このような視点から流産の原因を検討すべきであり、一般臨床においては、個々の流産の原因を明確に診断することは困難なことが多いです。
しかし、ほとんどの流産は胎児の要因でおこります。では、胎児のなにが悪かったのでしょうか?
胎児の要因のほとんどが染色体異常です。

 
胎児染色体異常

ヒトは46本の染色体を持っています。
46本から23本を選びだしてヒトは精子と卵をつくります。その時減数分裂という特殊な細胞分裂を行います。この減数分裂とそれに続く受精(精子と卵との合体)がなかなか難しいらしく、発育を開始した受精卵に染色体が46本そろっていないことも多いのです。 この胎児の染色体異常がおこると多くが流産します。

正常な女性の染色体 46, XX, 46本の染色体が認められ, うち2本は性染色体である. 女性は性染色体はXが2本, 男性であればXが1本, Yが1本となる。
 
 
流産と染色体異常
 

染色体異常をもつ受精卵の多くは、発育を開始はするもののある程度以上は(その染色体異常の程度によってかわります)成長することができず、やがて成長が止まります。つまり、死亡してしまいます。死亡した胎児を子宮の中にとどめておくわけにはいかないため、胎児が死亡すると出血が始まり、子宮が収縮して胎児を子宮から押し出します。これが流産です。
このような胎芽・胎児の染色体異常は染色体異常精子や染色体異常卵子によって発生するほか受精過程で起こる染色体異常も含まれます。このような染色体異常受精卵は極めて多数(40%)認められますが、その15%は卵割期に、さらに15%が着床前後に淘汰され自然消滅します。この場合には受精が成立したのみですから、患者さんは妊娠を全く意識しませんし、産科学的にも妊娠とは言えません。10%が妊娠と診断された後に自然流産というかたちで淘汰されます。
さらに流産することなく妊娠が継続された児の一部は妊娠中期・後期に子宮内胎児死亡となります。このように染色体異常受精卵のほとんどは出生に至ることなく、妊娠経過とともに自然淘汰されます。自然淘汰されることなく出生にいたるのはわずかに0.6%程度とされています。このように卵割期、着床前後といった我々の無意識の過程においても、染色体異常における自然淘汰は起こっているわけです。

 
 
 
年齢と流産

流産は主に染色体異常によりおこります。 母体の年齢が上がるにつれ、染色体異常の発生も上昇します。下の表は各年齢における染色体異常の児が生まれる確率および流産率です。年齢が高くなるにつれ確率が上昇していることがわかります。

母体年齢 流産率 妊娠に占める胎児染色体異常(%)
〜29   4〜5
30〜34 15 5〜6
35〜39 17〜18 10
40〜 25〜30 20〜25

流産の発生する確率も年齢によって異なります。流産の原因のほとんどは受精卵つまり胎児の染色体異常ですので、上の表と同様に、年齢とともに流産する確率は上昇するといわれています。これを避けることはできません。

流産の大部分は胎児の問題(染色体)で発生し、これを防ぐことはできません。
流産は決して珍しいことではなく、たった一度の流産をしたからといって心配する必要はありません。
2回以上流産を繰り返した場合母体の問題が存在する可能性も考えられます。

ページトップ
 
Copyright(C)2007 All Rights Reserved by Ladies Clinic Katakami