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治療方針

人工授精 不妊治療に対する当院の方針

不妊治療に対する当院の方針

当院では次のような計画で実施していきます。

1. 初診来院時、問診、内診、超音波検査、抗クラミジア抗体子宮内膜症などをチェックします。基礎体温をつけてもらいます。

2. 次は月経終了ごろに来院していただき、ホルモン検査をし、月経終了後に超音波装置を用いて子宮・卵管に特殊な造影剤を注入し、卵管の通過性の検査をおこないながら、子宮・卵巣の状態を診察します。

3. まず、最初は自然周期にてどのように排卵していくか、状態を観察します。またご主人の精子の検査も行います。

4. 排卵がはっきりしない場合や、おくれ気味の場合には、次周期よりクロミフェンをつかい排卵誘発をおこないます。排卵誘発剤を使い、基礎体温表を参考にしながら、超音波検査とホルモン検査を行い排卵日を推定します。

5. 排卵誘発剤には、軽度な排卵障害に使う、内服薬のクロミフェン(クロミッド)や重症例に使う注射薬HMGなどがあります。超音波検査と血液検査で卵胞の発育をチェックします。卵巣の卵胞の大きさはふつう8日目~10日目に1.2cmくらい、12日目~13日目で1.6~1.8cmくらいになり、1.8cm以上になると、1日~3日くらいで排卵することが推定されます。卵が発育すると、HCGという黄体化を刺激するホルモンを注射します。すると約36時間後に排卵しますので、これでタイミングをとって、性交を指導します。

6. 卵管障害に対しては、通水、卵管造影等ではっきり閉塞がわかった場合、手術するか、体外受精を適応するかを検討します。

7. また、排卵前に頸管粘液検査を行い、ヒュナー検査(性交後検査:子宮への精子の侵入を見る検査)をおこないます。異常があれば、抗精子抗体をチェックの上、早めに人工授精をお勧めします。また結婚後3年以上妊娠しないかたで、ヒュナー検査が良好で、他の検査に以上が認められない場合は卵のpick up障害や受精障害、着床障害が考えられるので、タイミング指導や人工授精より体外受精のほうをお勧めします。

8. 人工授精は約6周期おこないます。

9. 人工授精で妊娠しない場合、しばらく休むこともあります。が、また体外受精を進める場合もあります。これらは、女性の年齢や希望をききながら、身体上の条件を考慮して決めます。 最近は体外受精による妊娠率がきわめて良好なために、早めに体外受精をすすめています。また、精子の条件が悪い場合や受精卵ができない場合には、顕微授精をすすめます。

人工授精

人工授精とは、精子を腟の奥の子宮口から子宮腔内に注入する治療法(AIH)をいいます。精子は子宮腔内に注入することで、腟射精より多くの精子を卵管まで送り込むことが出来ます。従来は精液をそのまま子宮口に注入するだけでしたが、現在では特殊な液を使って精液から精子だけを分離してさらに濃縮したうえで、子宮腔内に注入するという方法をとっています。
 また特殊な器具を使って卵管内に精子を注入する方法(HIT法)もあります。
排卵誘発剤を投与してAIHを施行することにより妊娠率も向上します。

適応

  1. 精液所見が不良(精子の数が少ない、動きが悪い)
  2. 排卵期におこなう性交後検査(ヒュナー検査)で、前進する良好精子が認められない
  3. 性交障害がある
  4. 不妊原因が明らかでないが他治療でも妊娠しない

一周期あたりの妊娠率は5~15%で、精液所見が悪いほど妊娠率は低いようです。また受精が確認できず、卵管機能が正常に機能しているかの確証はありません。累積妊娠率は3~4回目が高く、6回目以降はあまり上昇しません。ですから6回試みて妊娠しなければ、不妊の原因はそれ以降の可能性が高く、体外受精を適応したほうがよいでしょう。

AIH、HIT イラスト図